投資信託とは
今日は投資信託について、詳しい説明をしていきたいと思います。
「聞いたことがあるけれど…」って方が多いのではないでしょうか。
投資信託は、株や債券と同じ金融商品の一種で、実は、これから投資を始めようと思っている、投資初心者が一番手を伸ばしやすい商品だったりするのです。
投資信託とはいったい何なのか、どうして初心者に向いているのか、といった部分を中心に一緒に深掘りをしていきましょう。
投資信託とは
まず、読んで字のごとく、「投資信託」とは「投資を信託する」ことです。
つまり、誰かにお金を渡して/託して、そのお金をあなたの代わりに運用してもらうのです。
では、誰に託すのか?
そう、投資のプロに託すのです。
金融の世界では、こういう人のことをファンドマネージャーと呼んでいます。
まとめると、あなたのお金を投資のプロに託して、投資のプロがあなたのお金を、あなたに代わって世界の色々な株や債券などに投資してくれる、そんな素敵な商品のことを投資信託と呼びます。
なぜ投資信託がいいのか
何となく仕組みを理解していただけたかと思いますが、では、なぜ投資信託が一番手を伸ばしやすい商品なのでしょうか。
そこには大きく三つの理由があります。
理由その1:
投資のプロが運用してくれる
これは先にも少し触れましたが、投資信託は投資のプロにお金を託すのです。
誰でも投資というと、「何かしらの金融商品を買ったり売ったりしなくちゃいけないんでしょ」と手間のかかるイメージを持たれると思います。
もちろん投資信託も一度買ったら、売るまで利益を現金化することはできませんが、保有している間は、買ったお金を、投資のプロがあなたに代わって、絶えず世界の金融商品に投資し続けてくれるのです。
直接トヨタの株を買って、売り時を見定めながら、毎日チャートと睨めっことは大違いですよね。
理由その2:
小額から購入できる
株投資をはじめようという方は、最低でも数万円から数十万円の軍資金が必要になります。
債券投資をはじめようという方は、一番ポピュラーな個人向け国債を買うとしても、最低一万円が必要になります。
一方で投資信託はどうなのかというと…
なんと、数百円から購入することができるんです。
買う場所によっては、もはや現金ではなく、ポイントで購入できるなんて証券会社もあったりします。
これなら気軽に始められますよね。
理由その3:
分散投資ができる
「卵は一つの籠に盛るな」これは投資の世界では当たり前の教訓です。
一つ投資信託を購入しただけで、これを実現できるんですね。
なぜなら、投資のプロがそれを実践してくれるからです。
ただ、投資信託によって、何に投資しているのかは異なるので、ここは自分が買いたいもの、興味がある分野と大きく異ならないように確認しておきましょう。
リスクやコストは…
投資信託がいいのは分かったが、儲かるだけじゃないんでしょ?
こう思われる方もいらっしゃるかと思います
結論から言うと、損することもありますしコストもかかります。
まず、損をするかもしれないに関わってくる、リスクに関してですが、
他の金融商品と比べると極めて大きな損失の可能性というのは、かなり低いというのが私の持論です。
その理由は分散投資です。
投資信託を一つ購入するというのは、一銘柄株を持つ、一券面債券を購入するのとはわけが違います。
もちろん値下がりのリスクはありますが、資金が分散されているおかげで、極めて大きな値下がり(紙くずになる等)のリスクは極めて低いと思われます。なぜなら、リスクも分散されているからです。
例え値が下がったとしても、戻るまで持ち続ければ全く問題ありません。
これは、とある株を中心に投資を行っている投資信託の資産状況です。
かなり幅広く分散されていますよね。
あなたの100円がこれだけ細かく分散されるとイメージしていただくと、より分かりやすいかと思います。
次に、コストに関してです。
投資信託にかかってくるコストは大きく二つあります。
一つ目が、購入時手数料。
これは、購入する際にかかる手数料です。
二つ目が、信託報酬。
これは、プロに運用を任せているので、そに対してかかるお金です。
いずれも、低く抑えるに越したことはありません。
購入する際は、この二つを必ず確認してください。
最近では、「ノーロード」と言われる、購入時手数料のかからない投資信託もあります。
こういったコストのかからない投資信託に投資をしていくことを目指していきましょう。
さいごに
いかがだったでしょうか。
少しでも、投資信託の仕組みや良さが伝われば、何よりです。