【簡単】 正しく資産を運用して、貯金を増やす方法
「貯金をしたいけど全然できない。」
「どうやったら、貯金を増やせるんだろ?」
「生活していくので、手一杯で貯金なんてしてる場合じゃない。」
こういった不安や疑問に答えます。
記事の概要
・貯金を増やすための3つの注意点
・資産運用をして貯金を増やす方法
この記事を書いている僕は、金融業界でのキャリアが5年ほど。
内2年近くは、プライベートバンキングと言われる、お金持ちの資産運用を専業としている証券会社に勤務していました。
今回は、そんな業界の最前線で学んだこと&僕が実践していることを中心に解説していこうと思います。
貯金を増やすための3つの注意点
- 貯金をはじめる前に知っておくべき、事実。
お金持ちの方程式。
資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)
これは、有名な「金持ち父さん貧乏父さん」をはじめとした、多くの“お金持ち本”で述べられていることです。
やみくもに貯金をはじめる前に、まずはこの方程式を頭に叩き込んで下さい。
“資産形成”の部分を“貯金”として置き換えると…
貯金=(収入-支出)+(資産×運用利回り)
となりますね。
この、方程式からは貯金を増やすためには、次の3つの方法しかないことが分かります。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用利回りを上げる
意外とシンプルですが、なかなか認識されていないのが事実です。
ここで僕が主張したいのは、貯金を増やすために、ただ闇雲に貯金を始めるのではなく、3つのうちのどこに力を入れるかを意識しつつ、貯金を増やしていきましょうということです。
3つ全部同時に、というのはなかなかハードルが高いと思うので、まずは一つ一つできそうなものから実践していきましょう。
今回は、「正しく資産を運用して」がテーマとなっていますので、③を深掘りしながら、貯金を増やす方法を解説していきます。
- 貯金を増やすために知っておくべき、ポートフォリオという考え方。
貯金を増やすやり方は分かったけれど、
「資産運用って、具体的にどんなことをするの?」
「何を使って資産運用をしたらいいの?」
こういった疑問にも答えていきます。
ここでも、まず闇雲に資産運用をはじめる前に頭に入れておいていただきたいことがあります。
それは、ポートフォリオという考え方です。
あまり馴染みのない言葉かと思いますが、簡単に説明すると、あなたの資産を1つの円グラフにして考える方法です。
例えば、新卒時代の僕のポートフォリオはというと…
「証券マンはいいスーツ、靴を買うべきだ」「時計は高いものを買っておいた方がいい」という根拠のない神話に騙されて、ローンをたくさん組んでいました。笑
結果、こんな感じでした。
酷いですね。
ちなみに、理想とされるポートフォリオは、資産三分法といわれています。
それぞれ資産を、預貯金、株式、不動産に三分割するのです。
円グラフにすると、こんな感じです。
資産運用をはじめる方は、この理想のポートフォリオを目指して下さい。
まず、自分の今の資産状況を円グラフにしてみて、何が足りないのか、多すぎるのかを把握して下さい。
そして、それを理想の円グラフになるように整えていくのです。
多いものを取り崩して、少ないものに分配していくイメージです。
僕のように、負債がポートフォリオの大半を占めている場合は、負債を分配することはできないので、まずは負債を無くすことから始めるのが鉄則です。
いまの自分が何をしたらいいのかが見えてきたはずです。
- 株や不動産は直接買うべきではない
大半の人が、預貯金が多くを占める円グラフになるかと思います。
そしたら次は、「株や不動産に手を出さないといけないのか、難しそうだし、めんどくさそう」となるのが普通でしょう。
ここでさらに付け加えたいのが、直接不動産や株式を買わなくてもいいということです。
では、どうやって不動産や株式をポートフォリオに組み込むのか…
投資信託を利用します。
投資信託の具体的な説明は、以下の記事を参照にして下さい。
不動産に投資をしている「REIT」や株式市場全体に投資をしているインデック型の投資信託を購入するのです。
そうすることで、不動産や株を保有しているのとほとんど同じ経済効果を受けることができます。
資産運用をして貯金を増やす方法
結論は、貯金を増やすために、投資信託を購入して運用利回りを最大化させようということです。
利回りを最大化させるために気を付けることは2つです。
・自分の資産状況に合わせた投資信託を購入する
・一気に買わない
・高くなったら売却する
一つ目については、分散投資を意識するということです。
例えば、預貯金を円でしていて、保険も円建てのものに加入している。こんな人がいたとします。
では、こういった人が買うべき不動産や株式はどんなものかというと、
海外のREITやインデックに投資をした方がいいと言えるでしょう。
もしくは、どちらかは海外のものにするというのがベストです。
なぜなら、国内に資産が偏りすぎてしまっているからです。
二つ目については、つみたて投資をするということです。
これに関しては、別の記事でも紹介していますが、つみたて投資をすることで、買うタイミングに悩まなくていい上、リスクも軽減することができます。
大切なのは、いつまでに理想のポートフォリオを組むかを決めて、そこまでに達成するには毎月いくらずつ積み立てるべきかを考えることです。
投資は長期戦です。一度目標を定めたら、買い続けて下さい。
三つ目については、利益を現金化するということです。
上がることもあれば下がることもあるでしょう。
大切なことは、売るまでは利益も損失も確定しません。
下がったときは売却するべきではありませんが、上がった時にいつ売却するのかを決めておきましょう。
僕の場合は、元本に対して5%の利益が出たタイミングで売却してしまいます。
値が上がり始めるとなかなか売り時を見失って、結果下落に転じたタイミングで売って、あまり利益が上がらなかったなんて話もよくあります。
益出しのタイミングを決めて、利益を確定させて、また別のものに投資。
というサイクルを繰り返していきましょう。
そうすることで、利益が最大化していきます。そして、気づいたら貯金額も必然的に増えていくのです。
さいごに
他の記事で、投資信託に関しても説明させていただいております。
興味を持っていただけた方は、そちらも読んで知識をつけていってみて下さい。