宝くじは買うべきか
今回は宝くじに関して、知られているようで知られていない事実について触れていきたいと思います。
宝くじ
サマージャンボや年末ジャンボって一度は耳にしたことがありますよね?
言うまでもありませんが、これらが宝くじです。
正式名称は、「当せん金付証票」
遥か昔に遡り、江戸時代からこれに類似したものは存在していたと言われています。
その頃から日本人を熱狂させていたんですね。
今でも、「夢を買う」「正月の楽しみに」などと言って、宝くじを買う人々をよく見かけます。
果たして、本当に夢を買っているのでしょうか…?
確かに、努力も何もせずに大金が手に入るかもしれないので、そういった意味では夢を買っているのかもしれません。
ですが、その大金が当選する確率はなんと、1000万分の1以下とも言われています。
一説によると、雷に当たる確率と同じらしいです。
広告で謳われている金額を当てるのは、確率的にはかなり難しいということですね。
当たるけれども
「そんなことを言っても、多かれ少なかれ当たるでしょ」
そうなんです。
宝くじは、少額であっても当たるんですね。
内訳をご覧いただくと、分かりやすいかと思いますが、およそ46.5%が当せん金として、購入者に還元されているんです。
これが、お金が返ってくる仕組みです。
ここで重大な事実に気づいて欲しいのですが、宝くじを購入した場合は半分以上があなたに還元されるわけではなく、国が持っていってしまっているんですね。
夢を売っているように見せかけて、国にとっては素晴らしい仕組みな訳です。
そんな宝くじを、投資的な観点で捉えると、期待リターンは-50%以上と言えるでしょう。
マイナス50%です。
「ある券を1000円で購入してくれたら、次に雨が降った日に、基本的に500円を返します。ただ、雷が落ちた人にだけ、1億円に増やしてお返しします。」
こんな券買う人いると思いますか?
いるんですね…。
それもたくさん。
愚か者に課せられた税金!?
宝くじは国に独占事業です。
先に少し触れたように、国にとっては財源を確保する素晴らしいビジネスなんですね。
夢を買っているように見せかけて、現実には、あなたが宝くじを購入したお金の半分以上は、地方自治体に分配されているのです。
節税、節税と言っていても、宝くじを買っているようでは全く意味がありません。
さいごに
いかがだったでしょうか。
この不条理な事実を知ったとしても、宝くじを買い続ける人は買い続けるでしょう。
一番大切なことは、簡単にはお金は手に入らないということです。
もし、あなたが娯楽ではなく、本当に「夢」を買うつもりで宝くじを買っているなら、そのお金をもっと自分に役立つことに使ったほうが、億万長者になる「夢」には一歩近づいたと言えるでしょう。