お金と向き合う 30代のうちにやるべき7のこと 後編

  1. 財産を整理する

あなたもいつかは死んでしまいます。

それは、50年後か、それとも明日かもしれません。死は誰にでも平等に訪れますが、だれにも予想するはできないものです。

もしも、それが訪れた時には、あなたの財産は遺族に分配されます。

あなたの財産が分配される際に、その過程が愛する人たちにとってより面倒で紛争のない形にするためには、遺言書を準備しておく必要があります。

特に、子供がいる場合は、遺言書は非常に重要となってきます。

 

あなたとあなたの妻がこの世を去った場合、子供たちの世話をしてくれるのは誰になるでしょうか?

子供たちを育てるために、どれくらいのお金が必要になるでしょうか?

遺言書には、あなたの遺したお金の使い道や、誰がどのように使うことができるかを、しっかりと定義することができます。

 

また、遺言書を遺すだけでなく、財産の分配を滞りなく進めるためには、自分の財産(不動産、保険金、現金以外の資産等)をきっちりと把握して、整理しておくことが非常に重要になってきます。

 

「まだ早すぎる」なんてことは誰にでもありません。

備えあれば患いなし、です。

 

  1. 生命保険に入る

30代になったら、家族のために財政基盤をしっかりと築き上げていきましょう。

それを成し遂げるための一つの選択肢が、生命保険です。

私は保険のセールスマンではありませんが、生命保険に加入することによって、それほど高くない月々の保険料を支払うことで、それなりの大きな現金資産が保障されるのです。

 

生命保険にもいくつかの種類があります。

ここでは、その中でも定期保険に加入することをオススメします。

よく、終身保険と混同されてしまう方が多いのですが、終身保険は一般的に、保障期間が一生涯続く代わりに、保険料が大きくなり、かつ一生涯払い続けなくてはならない場合もあります。

一方で、定期保険は保障期間をあなたが選択することができ、保険料も比較的低く抑えられていることが多いです。

 

まずは、定期保険に的を絞って、いまのあなたにあった条件のものを探してみましょう。

今は、インターネットで保険も買える時代です。

是非、一回検索してみて下さい。

 

 

  1. 学資保険に入る

私には、将来の教育がどのように変化していくのか予想はできません。

ですが、充実した教育を受けるために、お金がかかることは事実です。

 

世の中一般的に、子供を幼稚園に入れ、大学を卒業させるまでに、約1000万円のお金が必要と言われています。

ですので、2人いればもちろん2000万円が必要になります。

決して、安い金額ではありませんし、簡単に貯めることができる金額でもありません。

 

では、どのようにして貯めるのか?

 

色んなやり方があると思いますが、今回は学資保険を紹介させていただきます。

学資保険とは、その名の通り子どもの学費を準備するための保険です。

保険と言っても貯蓄型の保険になるので、月々決まった保険料を支払うことで、子どもの学費が大きくなるタイミングで、祝い金や満期金といった名目で、まとまったお金が支払われるので、それを学費に充てることができるといった仕組みです。

 

自分で貯められるという方は、自分でコツコツ準備していくのもいいですし、運用しながら貯めていくというのも一つの手です。

ですが、人間とは怠惰な生き物です。

こういった仕組みを利用することで、子供の学費を準備している間に魔が差すことはないでしょう。

 

  1. 税理士を雇う

20代の時には、あなたの経済状況はよりシンプルものだったでしょう。

ところが、一転、30代になるとそれはより複雑なものへと変化していきます。

それは、住宅ローン、保険、年金、様々な要因に起因しているでしょう。

さらに、ここに税金が加わることによって、より複雑さが増すことになります。

 

税金は皆が納めて当たり前のものですが、一般的には必要最低限以上の税金を国に納めている人が大半です。

なぜなら、国は必要最低限の税金の払い方など指導してくれないからです。

 

では、誰に聞くのがいいのか?

 

プロに聞くのが一番です。

税金のプロ、つまり税理士を雇い、指導を受けることで、時間とお金を大幅に節約できることになるでしょう。