お金と向き合う 20代のうちにやるべき11のこと 後編

  1. 自分の社会的信用度を上げる

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車や家をすぐに買う予定がなかったとしても、いずれかは買うことになるでしょう。

家や車などの大きな買い物とする際には、必ずローンというものを組みます。ローンを組むことによって、一括で支払いをしなくてよくなるのですね。詳しい仕組みが気になる方はぜひ調べてみて下さい。

はたまた、それは家や車ではなくて、自分で事業を展開する際の資金をやり繰りするために、ローンを組むことになるかもしれません。

 

いずれにせよ、自分の持っていない額のお金を工面するためには、お金を借りなければなりません。そして、一般的に銀行などからお金を借りる場合には、「社会的信用」が必要になります。この信用度が高ければ高いほど、より良い条件でお金を借りることができるのです。

例えば、クレジットカードの返済遅延が20代の内に数度あったとしましょう。これは、あなたが30代になって家を購入する際に、ローンを組むとなれば必ず影響を及ぼすことでしょう。

 

まずは、あなたがどれくらいの社会的な信用があることを知ることが大切です。

みずほ銀行ソフトバンクが提携して誕生した「J.Score」という、AIがあなたをスコアリングしてくれるサービスがあります。

近々にお金を借りる予定がないというあなたも、無料で診断をしてくれるので、一度確認してみることをお勧めします。

ちなみに、平均スコアは1000点満点中、480程度らしいです。

 

  1. 退職後に備える

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この手の話は、ネットや本で散々語られています。

悲しいことにどれも事実なのは間違いありません。退職後は国からの年金と会社からの退職金のみを当てにしていては、いつかお金が底を尽きてしまうでしょう。

中々、想像しがたい将来だと思いますが、コロナウィルスで働き方や人との接し方が大きく変わったのと同様に、いまの認識が危機感へと変わる日がいつか来るのです。

 

では、何をしたら良いのか?

 

備えましょう。

自分で用意するのです。

自分で用意するといっても色々な方法がありますが、一番身近なものでいえば、最近よく耳にする個人型確定拠出年金です。世の中では「iDeCo」と呼ばれていたりしますね。

主に、証券会社や銀行で口座を開設することができます。今回は、どうやって口座を開設するのか、どこで開設したらよいのか、などの細かい説明は省いてしまいますが、iDeCoには以下3つの利点があります。

 

・毎月の積立金額が、「所得控除」の対象になる。つまり、積み立てた分だけ年収を低く見積もることができるので、所得税、住民税の節税になるんですね。

・運用で得た定期預金利息や投資信託運用益が「非課税」になります。通常の投資だと、20%程度の税金がかかります。

・受け取るとき「公的年金等控除」「退職所得控除」の対象です。つまり、税金を差し引かれずに受け取ることができるんですね。

 

月々5,000円からでも積み立ては可能です。

まさに始めない理由はないと思います。

 

  1. 奨学金の返済プランを考える

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金利の負債を払い終え、10万円の緊急時用口座を確保し、iDeCoを始めたら、次は残りの借金を返済してしましましょう。

奨学金を借りて、専門学校や大学に進学した人は多いのではないでしょうか?

世界的に見ても、20代の借金の内訳を見てみると、奨学金が占める割合が大きいことがほとんどです。

この借金によって、20代で、結婚になかなか踏み出すことができなかったり、家や車を買うことができないということも少なくありません。

 

奨学金だけに限らず、何らかのローンがある人はまずはそれをいち早く返済しましょう。そして、返済する際に多くの人が、月々の返済額を小さくして期間を長くするという選択をしてしまいます。ですが、これは大きな間違いです。

特殊な理由があって、返済額を大きくできない場合を除いては、できる限り月々の返済額を大きくするようにしましょう。

返済額を小さくすればするほど、月々の返済額に対する利子の割合は大きくなります。つまり、元本を全然返せていないことになるのです。

 

  1. 副業を見つける

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お金と賢く付き合っていく術が身についてきたら、次はお金を稼ぐ方法を探しましょう。

ここで言うお金を稼ぐとは、本業以外から稼ぐという意味です。本業以外に、収入の柱を持つことは、あなたを経済的に豊かにするだけでなく、人間的にも豊かにしてくれます。終身雇用が当たり前ではない今の時代では、本業からの収入のみを当てにすることはできません。

まさに「卵は一つのカゴに盛るな」です。複数の収入源を持ちましょう。

 

一番簡単な方法は、副業をすることです。副業では、あなたが本業に割いている以外の時間でお金を稼ぎます。あなたに何かしらのスキルがあるのであれば、そのスキルを使った仕事やビジネスに携わるのがベストです。

スキルも何もなく、特段ユニークなアイデアもないという方は、まずは、Uberで配達員をやってみるで構わないと思います。世の中はお金になることで溢れています。

まずは、行動してみて副収入を得てみましょう。そして、そこから感じることがあるはずです。楽しければ続けてもいいですし、何かしらの不満を感じるのであれば辞めて別のものを探せばいいのです。

挑戦してみてから、考えましょう。

 

  1. 交渉の練習をする

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これは、これからの人生を生きていく上で非常に重要なスキルです。

交渉がうまければ、色んな所で得をすることができます。

 

例えば、とある家電量販店に行ったとします。そこでは、2万円でドライヤーが販売されていました。ですが、インターネットや他の量販店では、1万6千円で販売されていたのです。このことを店員さんに伝えて値下げ交渉をしてみると、なんと1万6千円まで値下げしてくれました。さらに他にも電子レンジを買う予定があったので、電子レンジも買うので、もう少し安くしてくれないかと交渉したところ、ポイントを数千ポイントプラスで付けてくれることとなりました。これは実話です。

 

ここで伝えたいのは、家電量販店では値引き交渉ができますよ、ということではなくて、交渉していなかったら2万円で購入していた可能性があるということです。

店員さんやセールスマンはあなたに物を販売するためにいるのです。決してあなたに最低価格で物を販売するためにいるのではありません。

物を買うときは、提示されてる価格に惑わされず、常識の範囲内で色々な交渉をしてみましょう。きっといいことがあるでしょう。

 

 

  1. 長い期間での目標設定を行う

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もし、あなたが上記した10のことを完了することができたのなら、他の20代とは比べ物にならないくらいの金融リテラシーを身に付けたということです。そして、それと同時により長い期間での目標設定を考える時です。

それは、家や車のローンの頭金を少しでも貯めることかもしれませんし、副業で得た経験を基に自分でビジネスを展開する資金を貯めることかもしれません。

その目標が何であれ、それを書き留めて、早速行動に移してみて下さい。